デジタルデトックスに半年間取り組んだ結果

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2025年5月、「戦略的暇 人生を変える新しい休み方」を読了し、デジタルデトックス(DD)に本気で取り組もうと思った。

デジタルデトックスとは、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器から意図的に距離を置き、心身の疲労やストレスを軽減する取り組みのこと。デジタル機器に触れない時間を設けることで、眼精疲労や肩こりの緩和、集中力の向上、睡眠の質の改善などが期待でき、デジタルとの健全な付き合い方を見直すきっかけにもなる。

この記事の著者

大阪在住の40代。2児のパパ。

m4L(made4Life)

海水水槽のことなど、ほそぼそとブログ運営しています。
2025年1月から、4毒抜きをはじめました。
ゼロドロップシューズやTOE-GAも開始。足指の変化をInstagramにアップしています。

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はじまりは数年前から

DDを意識しはじめたのは数年前。ただ意識はするものの、行動に移すことはできていなかった。
そんな中、2026年の手帳購入を考えていた時、2年前や1年前の手帳を読み返す機会があった。
手帳には、「スマホと距離を置く」、「スマホを見ないようにする」、「時間を溶かさない」など、DDに関する記載が繰り返して見受けられた。

スマホに依存しがちな生活に危機感を抱きながらも、脱出できずにいる自分。

スマホの怖いところは、気がつくと、30分ぐらいあっという間に過ぎてしまっていること。
そして後悔する。「あぁ、またやってしまった」と。

YouTubeや、Instagramは、人を惹きつけるための仕組みがよくできている。
スクロールすると、自分にとって興味のあるコンテンツが次々に現れるのだから、気になるのも無理はない。

しかし残念なのは、それらコンテンツの内容をほとんど覚えていないということ。

もちろん、影響を受けて感化されることもあるが、40代にもなると稀だ。

m4L

不要な情報だと分かっていても見てしまう絶望

自分の行動パターンを知る

記録から考える

DDに取り組みはじめてから、しばらくの間は順調にスマホの使用時間を減らすことができていた。
ただ、3週間ほど経過すると、徐々にDDに取り組む姿勢が軟化してきた。

手帳には、DDできたか毎日◯☓△をつけるようにしており、以下のような結果になった。
使用10分以内は◯、1時間以内は△、それ以外は☓でチェックしている。

☓と△のかず
25
14
10

6月に至っては、☓と△をあわせて25日。ほとんどDDできていなかった。
7月はさすがにやばいと思い、意識し直して取り組んだことがわかる。

取り組みを可視化することは、事実を客観的に振り返る上でとても重要だと思う。
8月、9月の結果を見てもわかるように、気持ちだけではDDを遂行することは難しいということが分かった。

m4L

◯☓など簡単でいいので、毎日記録することが大事やで

状況について考える

普段m4Lがスマホを使うのは、夕食を食べ終わってから。

食器の片付けや風呂掃除、洗濯がm4Lの役割になっているため、家事をしながらYouTubeを聴くことが多い。平日は1日1時間使用するぐらいだが、休みの日になると、家事をしている時間以外にもやInstagramも見るため、トータル3時間以上はSNSに時間を奪われている状況だ。

仕事があった日の家事は、メンタル的にも負担が大きいため、YouTubeを聞きながら作業することで、気持ちを紛らわしたいと考えてしまうのだろう。

また、家事をしながら気になる情報を集めることができるなんて一石二鳥と考えがち。
耳をハックすることで時間を有効に使えている感覚を覚えるが、全然そんなことはない。

むしろ家事の途中で動画が終わってしまったり、面白くない動画であった場合、家事の合間にスマホを手にとり、良いコンテツがないか探してしまう。

それが洗い物の途中であれば最悪だ。
一旦濡れた手をタオルで拭くことになるが、選んだコンテンツが悪ければ、同じ動作を何度か繰り返してしまうことになる。

m4L

コンテンツを探す時間もあなどれない

仕組みを考える

ながら視聴は一石二鳥感はあるが、YouTubeを視聴せずに家事をした場合、30分程度早く家事が終わることが多い。
それだけ、SNSに実装されたアルゴリズムが秀逸ということだろう。

意識していなくても興味を惹かれるコンテンツが流れてくるため、家事の最中にスマホを触ってしまうと、家事そっちのけで時間を溶かしてしまうことになる。

m4Lがながら視聴してしまう理由は、家事の間も時間を無駄にしたくないということもあるが、他には

・眠気対策
・気分転換
・一人になりたい

などが挙げられる。

ながら視聴の理由を解決することができればDDを遂行することができるわけだが、記録でも理解したように、気持ちだけではどうにもならない。

気持ちではどうにもならない状況の中、8月に1冊の書籍と出会った。

4毒抜きを実践しているm4Lにとって、それほど真新しい学びはなかったが、この書籍の中でもDDの重要性が説かれていたのは、大きかった。

気持ちだけでどうにもならなかった時に、あらためてDDを遂行しようと強く思いなおすことができたから。

そして9月の後半にある結論に至った。

Bluetoothイヤホンがある限り、DDの遂行は難しい
ながら視聴する時は、必ずBluetoothイヤホンを使用しているからだ。

Bluetoothイヤホンを装着していると、音もクリアに聴こえると同時に、家族がいても自分一人になれる感覚をもつことができる。

DDを強く意識できていた7月は問題なかったが、それ以外の月は、ついついBluetoothイヤホンに手を伸ばし、ながら視聴を繰り返してしまった。


Bluetoothイヤホンさえなければ解決できるかもしれない。

m4L

でも手放すのはちょっとな⋯

Bluetoothイヤホンを手放す決心

いきなりBluetoothイヤホンを手放すのには躊躇があったため、まずは充電しないことにした。

そのことを決めたのが9月だったが、結果はどうだったか。3日に1回はながら視聴していた。

充電していないともちろん使用できないのだが、物体があると、頭では分かっていても充電してしまう。

そんな時は、自分の意志の弱さに嫌気がさす。

なかなか踏ん切りがつかない状況が続いていたが、1本のYouTube動画を視聴した時、踏ん切りがついた。

m4L

結局アルゴリズムかい

ミルクティー飲みたい氏のこのコンテンツを視聴し終わった時、完全にマインドセットできた感覚を得た。

そして、とうとうBluetoothイヤホンを手放した。

4年ぐらい使用していたジャンク品であったが、すぐに売れた。

そして迎えた10月

このブログを執筆しているのが、2025年10月だが、DDを完全に遂行できている。

YouTubeのながら視聴をしなくなっただけでなく、やInstagramも見なくなった。
自分で時間をコントロールしている感覚をもつことができている。

大好きだったについては、当初の目的がなくなったため、プレミアを解約した。

DDに取り組んで気がついたことは、日常生活で見聞する情報はほとんど不要であり、SNSがもたらすのは、脳内リソースを食いつぶすノイズ。

以下はDDを実践して特に強く感じていること

  • やりたいことが実行できるようになった
  • 時間をコントロールできている感覚が強くなった
  • 睡眠の質が向上した
  • 頭がスッキリ、仕事の効率が上がった
  • 思考がクリアになり、集中力が高まった
  • 自分の価値観を大切にできるようになった
  • 読書する時間が増えた

m4Lにとっては、DDに取り組んで得られたものは非常に大きかった。
これからも自分のライフスタイルとして続けていく。

だっていいことしかないから。

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